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多くの作家たちとものづくりをする社員たちが生活しながら共に汗をかき、酒を飲み交わし、会話する中で、これまで多くのアートや製品がこの歴史空間の地、関ケ原で生まれてきました。
せきがはら人間村生活美術館は豊かな空間にゆったりとした時間が流れ、想像力を刺激し、安らぎを感じさせ、そしてインスピレーションを生み出します。これから展開されていく展覧会は現代アートが主流です。しかし、その生まれた作品たちはせきがはら人間村の生活から生まれ出たカタチです。ここにはさまざまな物語があります。
2018年、せきがはら人間村の玄関口として建てられたカフェは2021年に「未来食堂」としてリニューアル。窓の外に広がる伊吹山や庭の彫刻を見ながら地元食材を使用した手作りランチが楽しめます。採れたての味をご家庭でも楽しめるよう、野菜の販売コーナーも設置しています。社員はもちろん一般の方も利用いただけるオープンな空間をつくり、人と人の繋がりやフレッシュな情報交換が生まれることを目的としています。
関ケ原合戦の歴史エリアに佇むゆっくり落ち着いて過ごせるカフェ。こだわりのスイーツと丁寧にドリップされた珈琲でほっと一息つける場所。ライブラリースペースも設けており静かな空間で読書なども楽しめます。近くには開戦地や島津義弘陣跡があり関ケ原合戦の原風景を眺望・散策できます。史跡巡りの合間に是非お立ち寄りください。またティータイムを豊かにするmiraiオリジナルのカトラリー、陶器類はショップ販売コーナーにてお買い求めいただけます。
当社にゆかりのある作家を中心とした企画展を随時開催するなど、生活美術をいつも感じられる私設美術館。建物は周囲の風景と溶け込むよう木の温もりを生かし、四季折々の自然との調和を楽しむことができます。
開館は木、金、土曜日 完全予約制となります。
1991年、関ケ原合戦400年祭記念協賛事業として、フランスの彫刻家 ピエール・セーカリー氏と関ケ原製作所の共同作業により、平和をテーマにした憩いのスポットが整備されました。兵士の兜を積み上げた巨大な彫刻“関ヶ原”の頂上に勝者は存在しません。真の勝者は戦いからではなく、平和を望む人々にのみ与えられるという思いが込められているのです。
緑がまぶしい芝生の広場には、水と地球、太陽、月をイメージした杉本準一郎氏の彫刻が点在しています。私たちにとって、なくてはならない大切な世界を表す空間。やわらかな緑のじゅうたんに寝転ぶと、すべてを受け入れてくれる宇宙の存在を感じます。さあみんなで新しい世界旅行へ出かけましょう。
2008年夏、関ケ原にインド、ネパール、日本の彫刻家たちが集い、文化の壁を越えて協力する中で創られたのが「聖なる苑 アジアの山水」です。そっと目を閉じれば、それぞれの彫刻が、青く澄んだ空や遠くにそびえる伊吹の山々と溶け合い、一つの作品になっていくのを感じることでしょう。大いなる大地と人間との繋がりが見えてきます。
社宅「メンバーズハウス」を中心に、坂井達省氏の動物の彫刻や近持イオリ氏の石の滑り台、サークルが設置された公園エリアが広がります。休日になると、滑り台やブランコで遊ぶ子どもたちの笑顔や、その様子を温かく見守る家族の姿が見られます。表情豊かな石造りの動物たちは、思わず背中に乗ってみたくなるほど生き生きとしています。
せきがはら人間村の学びの場。仕事の場である事務所や工場から少し離れたところにあり、社内の研修にもよく使われています。壁に並ぶ大垣市の現代美術家 加藤正嘉氏の作品が、現実から一歩離れたような静けさをもたらしてくれます。しばし仕事から離れ、加藤氏の作品に見守られながら研修を行えば、静かに自分を見つめ直すことができ、人間力を高めていくことに繋がります。
かつては栗の木がたくさんあったことから「栗林」と呼ばれ、お客様をおもてなしする場所でした。その栗林に新妻実氏の彫刻を配置するなどして手を加え、ニイヅマガーデンと名付けました。人間塾の2階の窓から眺めを切り取ると、まるで絵画のよう。四季折々の自然とアートが溶け合う美しい風景を見せてくれます。
社員(shine=輝く)が毎日集う1階セーカリーホールには、人間村づくりに共鳴し関ケ原に多くの作品を残したピエール・セーカリー氏の作品が並びます。2階へと続くスロープギャラリーには銅版画家 清塚紀子氏の3部作を展示。2階には版画家柳澤紀子氏のアートと社会との関係性を表現した版画やミクストメディアを展示するなどシャインズビルを起点に自然、ものづくり、人、アートが一体となった生活美術の風景を楽しめます。