- ホーム
- せきがはら人間村生活美術館
せきがはら人間村生活美術館は、関ケ原の里山の生活の中に美術作品が点在する、隣接地との垣根のない美術館です。
生活の営みの中にこそ、美術の素晴らしさや奥深さを感じることができるとの考えのもと、民家や田畑が広がる景色の中に美術作品を配置し、365日自由に散策していただけるようにしています。
また、敷地内の「生活美術館本館」「蔵ミュージアム」では、せきがはら人間村財団が収集してきた絵画やオブジェ等を室内展示し、予約制のガイドツアーで人間村を散策しながら鑑賞していただくことができるようになっています。
当社にゆかりのある作家を中心とした企画展を随時開催するなど、生活美術をいつも感じられる私設美術館。建物は周囲の風景と溶け込むよう木の温もりを生かし、四季折々の自然との調和を楽しむことができます。
開館は木、金、土曜日 完全予約制となります。
せきがはら人間村の「蔵」として誕生した蔵ミュージアムは、古き日本の蔵のように、大切な作品を保管するとともに、鑑賞ができる場所です。自然光が優しく差し込む静かな空間で、若林奮氏、エドゥアルド・チリーダ氏、古郡弘氏らの作品を味わうことができます。
2008年夏、関ケ原にインド、ネパール、日本の彫刻家たちが集い、文化の壁を越えて協力する中で創られたのが「聖なる苑 アジアの山水」です。そっと目を閉じれば、それぞれの彫刻が、青く澄んだ空や遠くにそびえる伊吹の山々と溶け合い、一つの作品になっていくのを感じることでしょう。大いなる大地と人間との繋がりが見えてきます。
1991年、関ケ原合戦400年祭記念協賛事業として、フランスの彫刻家 ピエール・セーカリー氏と関ケ原製作所の共同作業により、平和をテーマにした憩いのスポットが整備されました。兵士の兜を積み上げた巨大な彫刻“関ヶ原”の頂上に勝者は存在しません。真の勝者は戦いからではなく、平和を望む人々にのみ与えられるという思いが込められているのです。
緑がまぶしい芝生の広場には、水と地球、太陽、月をイメージした杉本準一郎氏の彫刻が点在しています。私たちにとって、なくてはならない大切な世界を表す空間。やわらかな緑のじゅうたんに寝転ぶと、すべてを受け入れてくれる宇宙の存在を感じます。さあみんなで新しい世界旅行へ出かけましょう。
かつては栗の木がたくさんあったことから「栗林」と呼ばれ、お客様をおもてなしする場所でした。その栗林に新妻実氏の彫刻を配置するなどして手を加え、ニイヅマガーデンと名付けました。人間塾の2階の窓から眺めを切り取ると、まるで絵画のよう。四季折々の自然とアートが溶け合う美しい風景を見せてくれます。
社宅「メンバーズハウス」を中心に、坂井達省氏の動物の彫刻や近持イオリ氏の石の滑り台、サークルが設置された公園エリアが広がります。休日になると、滑り台やブランコで遊ぶ子どもたちの笑顔や、その様子を温かく見守る家族の姿が見られます。表情豊かな石造りの動物たちは、思わず背中に乗ってみたくなるほど生き生きとしています。
せきがはら人間村の学びの場。仕事の場である事務所や工場から少し離れたところにあり、社内の研修にもよく使われています。壁に並ぶ大垣市の現代美術家 加藤正嘉氏の作品が、現実から一歩離れたような静けさをもたらしてくれます。しばし仕事から離れ、加藤氏の作品に見守られながら研修を行えば、静かに自分を見つめ直すことができ、人間力を高めていくことに繋がります。
社員(shine=輝く)が毎日集うセーカリーホール(社員食堂)には、人間村づくりに共鳴したピエール・セーカリー氏の作品が室内外に多く並びます。清塚紀子氏の作品を展示したスロープギャラリーを上ると、柳澤紀子氏の『水邊の庭02』を工場風景とともに味わうことができます。2階未来ギャラリーでは、所蔵作品を随時展示し、社員にとっての憩いの場になっています。
関ケ原製作所は、オーダーメード、超大型、超高精度の大型機械を、設計から製造、メンテナンスまで一気通貫で生み出しており、製造を担当する社員は「工業製品の宮大工」に比肩され、高い技術・技能を誇っています。そうした社員が日々技術・技能を研鑚し次世代に継承していく場として2022年に「匠道場」を設置しました。
「匠道場」では、社員が美しく創造性に富む環境の中で存分に自己研鑽ができるよう、屋内の様々な場所に絵画や彫刻等の美術館所蔵作品が展示されており、「働くこと、美しいものとが一致するユートピア空間」という人間村の哲学が体現されています。
地元産の今須杉を使用した木のぬくもりを感じるレストラン。中央に置かれた暖炉のあたたかな炎や、壁面に展示された絵画に癒されます。
ランチは、地元で採れた食材をふんだんに使った手作りのメニューを月替わりでご提供しており、開放的な窓の外に広がる伊吹山の景色や、緑地に広がる彫刻を鑑賞しながらゆったりとした時間を楽しんでいただけます。また、採れたての味をご家庭でも味わっていただけるように地元農家が育てた野菜の販売コーナーも設置しています。
関ケ原の自然とアートが織りなす贅沢な景色の中で、美味しい食事やデザートを堪能していただくとともに、社員による心のこもったおもてなしもお楽しみください。
関ケ原合戦の諸将が陣を置いた歴史エリアに佇むゆっくり落ち着いて過ごせるカフェ。こだわりのスイーツと丁寧にドリップされた珈琲でほっと一息つける場所です。
1Fのテラスを望む客席からは季節ごとに咲く花や竹林の景色を楽しむことができ、2Fのライブラリースペースには美術館所蔵の作品を展示し、静かな空間でアート鑑賞や読書などを楽しめます。また、ティータイムを豊かにするmiraiオリジナルのカトラリー、陶器類は1Fショップ販売コーナーにてお買い求めいただけます。
周囲には関ケ原合戦の開戦地や、島津の退き口で有名な島津義弘陣跡があり、古戦場の原風景を眺望・散策できますので、史跡巡りの合間に是非お立ち寄りください。
所在地 | 〒503-1593 岐阜県不破郡関ケ原町2067 株式会社関ケ原製作所内 |
---|---|
TEL |
0584-43-1878(関ケ原ゼネラル・サービス株式会社)
※ 当美術館は完全予約制にて運営しています。鑑賞を希望される方は、電話、webにてお申し込みください。
|
ご案内時間 | 木・金・土曜 AM10:00〜 PM13:00〜 |
アクセス |
【 電車でお越しの方 】
【 お車でお越しの方 】 |