「人の手は与えまた奪う 人の手は愛撫しまた打つ 人の手は人生の愛のお陰で創造することができる」
ピエール・セーカリー(1923-2001)のこの言葉は、関ケ原製作所内やすらぎ広場に設置された
彫刻《Humanity》に刻み込まれた言葉です。
幼き頃からの孤独、ナチスドイツによるユダヤ人迫害など、出口の見えない暗闇の中にいた
セーカリーを救ったものは、自らの手で何かを創り出すことへの喜びでした。
そして、「会社はみんなのもの」という創業の精神を「人間ひろば」として具現化しようと試みる
二代目社長・矢橋昭三郎との出会いもまた、セーカリーにとって夢の実現へと導く希望の光でした。
2025年、生活美術館本館では、セーカリーが関ケ原に託した約350点の彫刻・平面作品の中から
31点の作品をご紹介します。
抽象でも具象でもない独特の形の中には、言葉にならないものを語り、表現できないものを伝え
ようとするセーカリーの宇宙がひろがっています。
豊かな里山風景が広がるせきがはら人間村で、愛とユーモアに溢れる彫刻家ピエール・セーカリー
の世界をどうぞお楽しみください。
- ピエール・セーカリー展 光の器
-Pierre Székely Réceptacle de Lumière- - information
会期:2025年4月4日(金)~12月20日(土)
時間:13時〜 木・金・土曜日 完全予約制
休館日:月・火・水・日曜日
鑑賞ツアー:一般1,500円 / 大高生1,000円
せきがはら人間村内の野外彫刻作品と蔵ミュージアム、生活美術館本館をご案内するガイド付きの見学(約1時間半)となります。 - 予約・お問合せ
▶サイト内「見学予約」よりご予約下さい。
https://www.sekigahara.co.jp/ningenmura/reserve/index.html
▶電話予約受付 0584-43-1878
受付時間帯 平日8~12時・13~17時
- 予約・お問合せ
- 《Humanity》ピエール・セーカリー(1923-2001)