せきがはら人間村

2025.04.01企画展

ピエール・セーカリー展 光の器-Pierre Székely Réceptacle de Lumière-

「人の手は与えまた奪う 人の手は愛撫しまた打つ 人の手は人生の愛のお陰で創造することができる」

ピエール・セーカリー(1923-2001)のこの言葉は、関ケ原製作所内やすらぎ広場に設置された
彫刻《Humanity》に刻み込まれた言葉です。
幼き頃からの孤独、ナチスドイツによるユダヤ人迫害など、出口の見えない暗闇の中にいた
セーカリーを救ったものは、自らの手で何かを創り出すことへの喜びでした。

そして、「会社はみんなのもの」という創業の精神を「人間ひろば」として具現化しようと試みる
二代目社長・矢橋昭三郎との出会いもまた、セーカリーにとって夢の実現へと導く希望の光でした。
2025年、生活美術館本館では、セーカリーが関ケ原に託した約350点の彫刻・平面作品の中から

31点の作品をご紹介します。
抽象でも具象でもない独特の形の中には、言葉にならないものを語り、表現できないものを伝え

ようとするセーカリーの宇宙がひろがっています。

豊かな里山風景が広がるせきがはら人間村で、愛とユーモアに溢れる彫刻家ピエール・セーカリー
の世界をどうぞお楽しみください。




  • ピエール・セーカリー展 光の器
    -Pierre Székely Réceptacle de Lumière-

  • information
    会期:2025年4月4日(金)~12月20日(土)
    時間:13時〜 木・金・土曜日 完全予約制
    休館日:月・火・水・日曜日
    鑑賞ツアー:一般1,500円 / 大高生1,000円

    せきがはら人間村内の野外彫刻作品と蔵ミュージアム、生活美術館本館をご案内するガイド付きの見学(約1時間半)となります。

  • 《Humanity》ピエール・セーカリー(1923-2001)
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