サステナビリティ
サステナビリティに対する考え方
私たちは、企業はただ利益を追求するために存在するのではなく、人々が出会い互いに高め合いながら、社会に対して新たな価値を創造していく「人間ひろば」だと考えています。
そして、その基盤となるのは何よりもまず人づくりであり、同じ志やミッションを持つ社員全員による会社づくりが進む中で、結果として社会に役立つ事業の花が咲くと考えます。
そうした「ひろば」と「事業」が絶えず深化・進化しつづけることにより、社会から必要とされるセキガハラグループ「人間村カンパニー」を目指しています。
具体的な取り組み
関ケ原製作所が取り組むサステナビリティ活動のうち、特に力を注ぐ3つの活動についてご紹介します。
学び舎
「生きることは学ぶこと、学ぶことは変わること」という指針を軸に、どんな時代にも自ら考え、変化に適応できる人財を育成する取り組み。情熱や志を持った次世代リーダーを育てるための「社長塾」、取引先企業などに社員が1人で出向する「武者修行」、他社人材との切磋琢磨を含む各階層別研修、異国の人々や文化から豊かな感性を育む海外研修などの活動があります。
新入社員研修、入社5年目までの年次研修、中堅社員研修などの階層別教育、先輩社員が講師となりものづくりの基礎や楽しさを教える職能別教育など、体系的にステップアップする場があります。
次世代人財を育成する「社長塾」、マネジメントやリーダーシップを学ぶ「外部研修」、お客様を含む他社への在籍出向によるキャリアアップの場「武者修行制度」などがあります。
数年に一度全社員で海外を訪れています。異国の人や文化に直接触れるなど、日常では味わえない体験を通じて、より豊かな感性を育みます。
技術村
技術・技能の伝承と研鑽を、社員一人ひとりのやりがいや自己実現に繋げる取り組み。社内外の技能競技大会や有資格者への挑戦、高校生らを対象としたものづくりマイスターの実技指導などの活動があります。2022年5月には、技術村のシンボルとして匠道場が誕生。技術・技能向上のための練習場に加え、安全の基本動作を体感的に学ぶ安全道場、新技術や新製品の研究・開発を行う技術ラボを備えています。
安全の基本動作を体感的に学ぶ安全道場では、VRを用いた危険予知訓練や救急救命講習、安全運転講習などがあり、社員をはじめ外部の方にもご利用いただいています。
匠道場内に、各種実験に必要な汎用機器や設備、お客様と協創するためのスペースを整備。新技術や新製品の研究・開発に力を注ぎ、グローバルニッチ分野でより存在感を放つことを目指しています。
能力開発を活性化することにより、社員のやりがいや自己実現につなげたいとの思いから、自己研鑽であっても業務に繋がる資格や検定、教育等に関わる費用は全て会社が負担します。
技術・技能の向上のため、毎年社内で開催しています。若手~中堅社員およびグループ会社や協力企業の技術者が10種目に分かれて技を競い合います。上位入賞者は外部の大会にも出場します。
厚生労働省認定のものづくりマイスターが地元の高校生や県内企業に赴き、若手技能者などを対象に技能伝承・実技指導を行っています。また匠道場での訓練等、社外の方にも活用いただいています。
文化村
地域に開かれた会社、地域に必要とされる会社を目指す取り組みや情報発信。若手社員が主体となって企画する年1回の全社イベント「ニューセキガハラフェスティバル」、カフェや食堂、美術館運営、ワークショップなどの活動があります。これらの活動を通じて社員や家族、地域の方々が絆を深め、共に発展する関係性を築いていきたいと考えています。
工場敷地には広大な芝生ひろばが広がっており、常時一般開放されています。社員やその家族、地域の方など多くの方が集う場であり、自然と寄り添いながら文化を感じる空間になっています。
こどもの日のクラフト教室、夏祭り、創立記念フェスティバル、餅つき大会など、四季を通して様々な場があります。社員や家族、地域の方も参加可能な、楽しいふれあいの場をつくっています。
創業時から大切にしている地域コミュニケーションをより活性化させたいとの思いから一般向けにオープンしました。文化の発信基地として、多彩なワークショップも開催しています。
未来食堂 cafe mirai環境への取り組み
環境方針声明
株式会社関ケ原製作所は、環境理念『私たちは「人」を大切にし、また「人」にとってかけがえのない自然の美しさを守ることを自らの責務と認識し、“特徴ある物づくり技術”を通じた環境保全により社会に貢献します。』のもとに、環境方針を以下のとおり定めます。
- 地球環境保全に取り組み、環境パフォーマンスの継続的改善のため、JIS Q 14001:2015(ISO 14001:2015)に適合した環境マネジメントシステムを構築し、関係する全ての従業員がこれを履行することを指示します。
- 私たちは環境保全のために特徴あるものづくり技術の一層の研鑽に努めます。
- 私たちは事業活動、製品又はサービスにより生じる環境への影響を常に考慮し、環境負荷の低減及び汚染の予防に取り組みます。
- 私たちは自ら目的・目標を設定・実行し、その達成に向けて、環境保全活動の取り組みを継続的に改善します。
- 私たちは法律その他当社が同意する要求事項を順守し、自らの環境保全活動を通じ、お客様からの期待とニーズに応え続けます。
緑化について
関ケ原は四方を山に囲まれた自然豊かな地区であり、当社工場の周囲には田畑や民家、歴史ある古戦場跡が散在しています。
当社では、そうした日本の里山の景色と溶け込むことができるような緑地を目指して、極力隣接地との境を無くし地域住民や観光客の方々が自由に利用できるようにしています。
また、春は桜並木やツツジの満開の花、夏は青々とした芝生広場、秋はモミジ・トウカエデの紅葉や柿の木の実り、冬は雪景色と、里山の四季が一年中楽しめるように様々な種類の木々を植栽するとともに、社員が定期的に樹木の剪定、清掃管理を行い、常時美しい景色を楽しめるように心配りしています。
SDGsとのつながり
関ケ原製作所のあゆみを紐解くと、その理念や、社員主体で取り組む「ひろば活動」は、国連が提唱するSDGsに有機的につながっていました。
多様な個性を持つ社員が仕事を通して自らを高め、充実した人生を送ること。
お客様や社会に必要とされる高付加価値のものづくりを追求すること。
地域との交流を大切にすること。
そうした日々の積み重ねが、持続可能な未来につながっていくと考えています。
人を大切にし、人の無限の可能性を信じて感謝の心で未来を創造する。そんな人間ひろばを探究し続け、100年企業へ。
私たちの挑戦は続きます。
- 省力装置開発
- エネルギー使用量の削減
- 木くず廃棄物の削減
- 洋上風力関連への新規参入
- LCC低減サービス提案
- 上水使用量の削減・排水管理
- 環境負荷物質ゼロ向上
- 物流改善
- 調達先とのソリューション活動
- 業務革新によるスマート化推進
- 安全・安心して働ける職場環境づくり
- 社員満足度の向上
- 社員教育の充実
- 障碍者雇用の推進
- 働き方の見直し(時間外労働、福利厚生関連制度)
- 工場緑地化の推進
- 自治体等との連携
- MIRAIを通じた公益活動
- 生活美術空間づくり(社会的存在価値を高める)