事業紹介/鉄道機器

事業概要

創業期より、お客様との共同開発を強みとした鉄道機器の総合メーカーとして事業を展開。分岐器をはじめ各種軌道用品の供給を通じて、鉄道の安全・安定輸送に貢献してきました。保線作業の省人・省力化を可能にする新製品開発にも積極的に取り組んでいます。

製品事例

自社開発事例

組立分岐器
用途 :
駅構内や本線上の線路を切替え、列車を誘導する装置
特徴 :
客車用はもちろん、工場・工事用などでの荷物運搬など、さまざまな仕様に対応。 安心・安全輸送に貢献しています
接着絶縁レール
用途 :
列車用信号機のある箇所で、レールを電気的に絶縁し、なおかつ強固につなぐためにレールと継目板を接着剤で結合したレール
特徴 :
開発・改良によって規格を大きく上回る強度を付与し、長寿命を実現。安全性とメンテナンスの軽減に貢献しています
伸縮継目用レール
用途 :
伸縮量が大きいロングレール区間用(新幹線・在来線)
特徴 :
両端に2本の合わせレールを使用し、伸縮を吸収させる構造となっています

お客様と当社の共同開発事例

軌間調整型タイプレート
用途 :
橋りょう・分岐器区間において、レール位置修正を行うためのタイプレートとして使用
特徴 :
締結ねじくぎの抜き挿しを行わずにレール位置修正作業が可能に。軌道メンテナンス時の省力化や高精度軌道の維持に貢献しています
ボルト緊解機
用途 :
新幹線のレール締結ボルトの注油、緊解保守作業に使用
特徴 :
締結トルク、緊解速度の設定調整が可能。
オフセット構造で障害物を回避し緊解ができるため、障害物除去作業がなくなり作業の安全性・省力化に貢献しています
重錘落下試験装置
用途 :
鉄道レールに衝撃荷重を載荷する試験装置
特徴 :
所定高さまで持ち上げた重錘をレールに自由落下させ衝撃荷重を加えます。繰り返し連続載荷可能な構造となっております。研究機関などの評価試験に貢献しています

3つの強み

豊富な実績

鉄道の安全性と安定性に直結し、高い精度が求められる鉄道の分岐器。
その生産に70年以上携わっており、特殊レールも対応しています。

お客様との共同開発

保線作業の負荷軽減等を実現するための改良や新製品・設備の開発にも積極的に取り組んでいます。

総合力・課題解決力

多分野にわたる事業で培った知識や技術、ノウハウから、お客様のお困りごとをトータルに
解決するとともに、アイデアをカタチにし、商品化のお手伝いをいたします。

ものづくり・
もの語り

設計担当
鉄道の安全を守る使命を胸に挑む新製品開発

レールの交換や軌道修正などを行う「保線」作業は、鉄道の安全運行のために欠かせません。ところが、危険が伴う夜間の重労働ということもあって、鉄道各社は熟練技能者の減少や人員不足に悩まされています。そうした課題の解決に寄与しようと当社が取り組んでいるのが、省人化・省力化を実現する機械の開発です。機械を使えば、人手に頼っていた作業を機械化することで労力の削減、作業品質の安定化が可能です。
当社は鉄道機器生産に70年以上携わってきましたが、そこに他の事業で培った多くの経験とノウハウを生かすことで、最適なソリューションを提案できる強みがあります。今後は海外も含め、より多くの鉄道会社様に製品を通して貢献していきたいと考えています。